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俳優キム・ミョンミンはいて監督パク・ジンピョはなかった

私の愛 私のそばに














俳優キム・ミョンミンはいて監督パク・ジンピョはなかった  

ファンは彼を‘ミョンミン本座’と呼ぶ。演技が境地に登りつめたことを称する表現だ。 実際‘不滅のイ・スンシン’ ‘白い巨塔’ ‘ベートーベン ウイルス’で彼が見せた卓越したキャラクター消化力はそれこそ‘名不虚伝’ 単純に劇中の役を演技するのではなくその人物になって彼の人生を生きる‘メソッド演技’の代表走者らしく完ぺきな没入の‘名品演技’を見せた。 キム・ミョンミンが演技したイ・スンシン、チャン・ジュンヒョク、カンマエはドラマ キャラクターを跳び越えて生きている人物のように視聴者の脳裏焼き付いた。

‘私の愛私のそばに’は昨年人気突風を起こした‘ベートーベン ウイルス’以後の出演作だ。 TVドラマでの高い評価に比べて映画では‘ヒット’を飛ばすことができなかったのでより一層関心が傾いた。

映画は封切り前から話題を集めた。 世の中で最も残忍な病気と言われるルーゲリック病患者役を担ったキム・ミョンミンは実際患者のように毎日0.5~1㎏ずつ減量して総20㎏の生殺を抜く極限体験に挑戦した。 忠武路(チュンムロ)最高の話題作製造機パク・ジンピョ監督との組み合せも期待値を高めた。 ‘死んでも良い’ ‘君は私の運命’ ‘そいつ声’など、手がける作品ごとに大きな社会的波紋を起こしてきた監督だ。

秋夕(チュソク)シーズン‘花火のように蝶々のように’と正面対立した‘私の愛私のそばに’はひとまず100万人を先に突破して今年秋夕(チュソク)勝者に浮び上がった。 しかし残念なことに映画的成功とは距離が遠いようだ。 命をかけた極限減量という俳優の演技闘魂は感動的だが映画自体があたえる感動は少ないためだ。

劇中ジョンウは病気にかかって死んでいく。そして彼のそばを守る妻ハ・ジウォンの愛は切ないが、こういう状況と人物が与えなければならない切切としたことは客席によく届かない。 “あなた達に愛が分かるの”という直接的で露骨なセリフにもかかわらず客席の感情線には特別な波高がない。 ちょっと誇張して言うならば映画で一番そしてもしかしたら唯一感動的な部分はキム・ミョンミンの‘殺身成仁’級演技闘魂だけということだ。

‘ドキュメンタリー的演出’という修飾語と説明されたりしたパク監督特有の直説話法と劇的貧困が極大化されてセンセーション以上の映画的響きを引き出すことが出来ない映画がまさに‘私の愛私のそばに’だ。 観客は拍手して涙を流すがそれが映画のためなのかただものすごい俳優キム・ミョンミン個人のためなのか曖昧だ。 命をかけた俳優の闘魂を映画的完成度で結びつけるどころかマーケティング要素以上に引き出すことが出来ない監督の無力な演出は重ね重ね論議の的になるようだ。

相対的にハ・ジウォンの安定した演技が印象的だ。
ジョンウが亡くなってエンディング クレジットが上がる時生々しくてりりしい声のキム・ミョンミンが歌う‘私の愛私のそばに’はこの歌と青春を共にした40代以上観客には深い響きを与えるようだ。
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